バド星人

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【No.】046
【名前】バド星人
【別名】宇宙帝王
【身長】2 - 40メートル
【体重】80キロ - 5千トン
【出身地】バド星
【特徴等】自分たち以外の知的生物の存在を許さないという理由で、人類を滅ぼすために地球圏へ飛来した。地球侵入時に「プロジェクト・ブルー」計画のバリア網に引っ掛かり、宇宙船を1機失ったことから、計画の全容を入手すべく開発責任者であるミヤベ博士を襲う。「宇宙の帝王」を自称しているが、セコく卑怯な戦いぶりや、威厳が感じられない見た目から、ネタキャラとして扱われることも多い。
【登場エピソード】ウルトラセブン第19話「プロジェクト・ブルー」


初夏をすっ飛ばして、すっかり真夏のような暑い日が続く今日この頃。無理せずのんびり行きましょう。さて今回は、ウルトラセブンに登場する宇宙人の中でも、ネタキャラとして皆んなから愛されている?バド星人の紹介です。


【クローズアップ】
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バド星人といえば、「宇宙の帝王」らしからぬ姑息な戦いぶりもさることながら、やはり見た目のインパクトに尽きます。かわいく言えばハート型の頭部は、肌色なことも相まって、どう見ても、頭におしりを乗せているようにしか見えない・・・(笑)。落ち窪んだツリ目と潰れた鼻、伸びた鼻の下のおちょぼ口は、陰険なおっさん風。ボディも、ラクダ色の長袖シャツに股引の上下を連想させる出で立ちで、全体に貧相な因業ジジイを思わせるルックスです。でもそこがイイ!

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成田亨デザインの宇宙人の中でも異色の存在ですが、ご本人曰く、アメリカのSF作品の影響を受けてしまった一例とのこと。そう言われてみれば、アウターリミッツ(1963年の米国SFテレビドラマ)に出てきた未来人を、子泣き爺ひょうすべといった日本の妖怪風味にアレンジしたようにも見えます。


【ストーリー紹介】
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ウルトラ警備隊の作戦室では、ヒマを持て余したフルハシ隊員がウロウロと歩き回っていた。
キリヤマ隊長「フルハシ、ちょっとじっとしてろ。まるで、動物園の熊だぞ!」
フルハシ「こう事件が無くっちゃ、体がなまってしようがありませんよ・・・」
ソガ隊員とアマギ隊員の姿が見えませんが、月へ出張中で今回は出番なし。

キリヤマ隊長「これでミヤベ博士のプロジェクトブルーが完成したら、いよいよ暇になるぞ!」
「プロジェクト・ブルー」とは、宇宙空間に月と地球を覆うバリアを設置する壮大な計画。
「まあ、フルハシの頭じゃ考えもつかんだろうね」というキリヤマ隊長の言葉に、一同笑いがこぼれる和やかムード。


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その頃、プロジェクトブルーの開発責任者 ミヤベ博士は、山間の別荘のような自宅で、妻のグレイス(金髪グラマー美人!)と水入らずの休暇を過ごしていた。明日はグレイスの誕生日なのだ。
グレイスへのプレゼントに、白いワンピースを用意していたミヤベ博士。
グレイス「オー!ステキだわ。ありがとう!」

明日は慈善パーティーの準備で出かけるが、なるべく早く帰ってくると約束するグレイス。
夜は2人きりでお祝いしよう、とニヤけた笑顔を浮かべるミヤベ博士。
グレイス「そうね。ワタシはこのドレスを着て・・・ウフフ♡」
・・・ちょっとイラっとする会話が続きます(笑)。

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翌朝、ミヤベ博士が目覚めると、グレイスは既に外出した後だった。
枕元のボイスメモで、グレイスの伝言を聞くミヤベ博士。
グレイス「ダーリン、プレゼントありがとう。ウフフ・・・お食事は冷蔵庫の中(以下略)」

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ミヤベ博士が朝食をとろうとキッチンへ行くと・・・
突如、テーブルとイスが宙に浮き、床下にはポッカリと穴が開いた。

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ミヤベ博士「いつの間にこんなものが出来たんだ・・・」
床下の穴を覗き込むと、地下深くまで続く階段が見える。

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思わず穴の中に入り、階段を数歩降りたところで、宙に浮いたフタが閉まり始めた!
そのままミヤベ博士は、謎の空間に閉じ込められてしまった。。。

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気が付くと、ミヤベ博士は見たことのない機械に囲まれた部屋で、ベッドに拘束されていた。
<ミヤベ博士、目が覚めたかね?>・・・どこからともなく声が聞こえてくる。
ミヤベ博士「誰だ!お前は誰だ?」
<私はバド星人。宇宙の帝王だ>← 自己紹介で早速、宇宙の帝王を自称(笑)。

バド星人は、遠い昔に太陽系に来たこと、その時は冥王星の知的生物を滅ぼしたことを自慢気に語った。そして今度は地球を滅ぼすつもりであるが、地球への侵入にはプロジェクト・ブルーのバリア網が邪魔となるため、その計画を教えるよう、ミヤベ博士を脅迫してきた。
ミヤベ博士「それは言えない。死んでも言えんぞ!」
<君は計画書をこの家に持ってきているはずだ。必ず見つけ出してみせるよ、HAHAHA・・・>


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夜になり、お土産を抱えたグレイスが帰宅した。
グレイス「ただいまー」
あたりを見渡すが、ミヤベ博士の姿は見えない。

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グレイス「あなたー?」
ミヤベ博士を探して、二階の寝室へ向かうグレイス。

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寝室でコートを脱ぎ、ベッドに腰掛けたグレイスが、ボイスメモを再生すると・・・
<フハハハハハ・・・>不気味な笑い声が聞こえてくる。
グレイス「あなた、またイタズラして。ワタシを怖がらそうっていうんでしょ。どこにいるの?」

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家中探してもミヤベ博士が見つからず、不安にかられたグレイスは、電話を手に取った。
グレイス「もしもし、ウルトラ警備隊?もしもし!・・・故障かしら」
電話線が切断されていることに気づくグレイス。そして、かかってくるはずがない電話のベルが鳴り、受話器からは再び不気味な笑い声が聞こえてきた。
恐怖のあまり悲鳴をあげ、錯乱するグレイス・・・

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突然、家中の明かりが消えた。
怯えるグレースは気を失いそうになりながら、ローソクの明かりを頼りに階下へ向かう。

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<ミヤベ博士。いいモノをお目にかけよう>
階段の照明が割れる音に驚き、足を滑らせて、階下へ転げ落ちるグレイス。
<奥さんが大事なら、書類のあり場所を言うんだ!>
グレイスが怯える姿をミヤベ博士に見せつけ、口を割らせようという作戦。
・・・宇宙の帝王を名乗る割には、姑息な手を使うバド星人です(笑)。

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その頃、ウルトラ警備隊も、ミヤベ邸の異変に気付き始めていた。
アンヌ「隊長、ミヤベ博士の家の電話が通じません」
キリヤマ隊長「博士は留守なのか?」
アンヌ「いいえ。これは機械の故障ではなく、電話線が切れている状態だそうです」
タケナカ参謀とキリヤマ隊長は万が一を案じ、ダンへミヤベ邸の警護を指示。
アンヌ「隊長、アタクシも・・・」← ダンについて行きたい健気なアンヌ。

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家の明かりが復旧し、少しほっとしたグレイスが寝室へ戻ろうとすると・・・
キャーァァァァァァァァァァァァ!!!」絶叫するグレイス。
とうとうバド星人が姿を現した!

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ゆっくりとグレイスににじり寄るバド星人。
「キャァァァ!誰か・・・助けて!」叫びながら後ずさるグレイス。

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そこに間一髪のタイミングで、ダンとアンヌが飛び込んできた。
グレイスを庇い、バド星人と対峙するダン。

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すかさずダンがウルトラガンを発砲すると、、、

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あっけなく倒れ、燃え上がるバド星人であった。
・・・宇宙の帝王を名乗る割に、弱すぎる(笑)。

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気を失いかけたグレイスを寝室へ運び、介抱するダンとアンヌ。
ダン「ミヤベ博士は?」
グレイス「・・・どこに行ったかわからない。早く探して・・・」

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寝室を飛び出したダンは、邸内の捜索を開始。
透明化した2体目のバド星人をあっさり撃退すると、ダンは人間大のままウルトラセブンへ変身。

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セブンは階下の大きな鏡の前に立つと、、、

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吸い込まれるように鏡の中へ入っていく。
鏡が、バド星人の円盤へ通じる異次元世界への通路になっていたのだ。

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バド星人「ウルトラセブンが来た。残念だが引き上げだ。君を連れて行く」
ミヤベ博士を人質にとっていることで、余裕をかますバド星人。
更にバド星人は、黒い壺状の時限爆弾をセットし始めた。
バド星人「地球を破滅させる爆弾だ。プレゼントに置いていこう。2時間で爆発するよ」

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鏡の中の異次元世界で、バド星人の円盤を追うセブン。

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セブンは巨大化して円盤を捕えると、険しい岩山に囲まれ、あたり一面に霧が立ち込める、現実とも異次元ともつかない場所に着陸させた。

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円盤から飛び出したバド星人も巨大化し、セブンとのプロレス風バトルがスタート。
コーナーポストに見立てた岩山に登り、ポーズをきめるバド星人。

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肉弾戦で敵わないとみるや、悪役レスラーさながらに隠し持った凶器で攻撃する。

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しかしセブンには通用せず、最後は投げ飛ばされ、あっけなく口から血泡を吹いて死亡。

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人間大に戻ったセブンは円盤に突入し、ミヤベ博士を救出。
ミヤベ博士「僕の家の地下に地球を破滅させてしまう爆弾がある。それを早く!」

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セブンはテレポーテーション能力を使って、一瞬にしてミヤベ邸の寝室に帰還。
お互いの無事を確認し、安堵するミヤベ博士とグレイス。
アンヌ「ウルトラセブン、ダンがいないのよ・・・」
姿が消えたダンの身を案じ心配するアンヌ。
頷いたセブンは寝室を飛び出していく。

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ミヤベ邸の階下の大鏡から、再び異次元世界へ入っていくセブン。
セブンの後を追うアンヌが、同じように鏡の中へ入ろうとすると、、、

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ゴツン!と頭をぶつけ、鏡の中には入れないのでした。。。

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現実世界の側から、必死に鏡を叩いてセブンに呼びかけるアンヌが、かわいいですね。

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セブンはバド星人が残していった時限爆弾を見つけると、宇宙の彼方へ運んでいった。


こうして事件は無事解決。
ラストは、ちょっとした伏線の回収とエンディングです。

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アンヌ「・・・それでミヤベ博士、書類はどこに隠していらっしゃるの?」
ミヤベ博士「隠してなんかいないよ」
ミヤベ博士が、誕生日のプレゼントにグレイスへ贈った白いワンピースに特殊なライトを当てると、文字が浮かび上がった。
グレイス「オー!あなたのプレゼントにこんな仕掛けがしてあったの?驚いたわぁ!」
ドヤ顔で微笑むミヤベ博士。
アンヌ「そうだ!ダンが帰ってきてないわ」

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ミヤベ博士とグレイス、アンヌの3人が階下に降りると、そこにひょっこり戻ってくるダン。
ほっとしてたちまち笑顔になるアンヌ・・・まあ、お約束のパターンですよね。

ダンはビデオシーバーでウルトラ警備隊本部へ連絡。
ダン「ダンより本部へ・・・」
キリヤマ隊長「キリヤマだ」
ダン「宇宙人は全滅、ミヤベ博士は無事に助け出しました」
横からアンヌが口をはさむ。
アンヌ「全部、ウルトラセブンの働きです」
キマリが悪いダンは、アンヌを小突いて「コイツぅ(笑)」
キリヤマ隊長「なにが『コイツぅ』だ!」
一同の笑い声・・・というわけで、ほのぼのしたエンディング。


いかがでしたでしょうか?
今回は、レゴによるミヤベ邸の再現と、鏡に映るバド星人やセブン、アンヌの画像加工を(拙い限りでお恥ずかしいですが)頑張ってみました。フォトショによる画像加工は、どこまでやって良いものか、いつも悩みながら手さぐりですが・・・(一応、レゴ作品の紹介がこのブログの本分と思っているので)。

それではまた、次回をお楽しみに。

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